遠い思い出

幻想灯籠譚

 

夕暮れ時に見つけた硝子玉は、あの世を映していた。微かに、灯籠の様に、輝きながら、桜の木のようなものが、中で満開になっているのだった。

 

夜になって訪問してきたのは、一寸法師と、小人の群れであった。金の打ちでの小槌を渡してきた。触れていると、病気を治癒してくれるという。

 

勾玉を拾った。翡翠で出来ている。