東京

壺庭の彼岸桜が、咲いている。 はらり、はらり、薄紅色の花弁が下の池に落下している。 蛙が、

街道沿い

君の、想い。僕の想い。 たとえ、いつか亡くなってしまっても。 苦しくて、苦しくて、辛くて、辛くて、

遠い思い出

幻想灯籠譚 夕暮れ時に見つけた硝子玉は、あの世を映していた。微かに、灯籠の様に、輝きながら、桜の木のようなものが、中で満開になっているのだった。 夜になって訪問してきたのは、一寸法師と、小人の群れであった。金の打ちでの小槌を渡してきた。触れ…

水滴、硝子、 夕闇、夕暮れ時の、裏路地の犬の骨。 箪笥のなかの咲き誇る桜、饅頭食って 打ち手の小槌の小人が、死んだ。 道路標識の魔物、鬼 鬼は山に帰っていった。 さくらおに 春の闇に溶けてゆく 行方不明の子どもの影 神隠し、

水尾雫石 雨傘日 鬼気弱し 遠祭黄雫 線香花火 小事の大事。物事は何事も大切に 雷滴 滅 大凶 雲に難あり。海に近付かず 旧暦五月 赤闇 久雫 久しい人にも礼儀有り 宵滴 仄か日 転げ落ちる坂に気を付けよ 炎祭滴 雫は、雨の雫 滴は、"雫さらい"による人による…

東京は

雨の降ると土臭い匂いがする。あちこちの紫陽花が咲いてとても美しく、雨露が、葉っぱの先についているのがすごく綺麗だ

フォークソング

フォークソング 神保町の表通りはよく晴れている。 「関口くん、お茶が美味しいね、」 悪い顔をした中禅寺が、紅茶を啜る。神保町の古本屋のカフェの一室である。 (きみは、できる子だよ、よいこだよ、と、甘く囁きながら、やにわになんだか分からないものが、…

二日目

美しく、艶めいた眼差しの美枝子が、またやって来た。京極堂に抱かれるようになって、よりいっそう華やかで、あでやかな椿のような美しさ。 パラソルを仕舞うと、心待ちにしていた中禅寺が、美枝子の側に寄り添う。黒猫みたいにいたずらっぽく微笑まれて、指…

うつわ

綺麗な人だった。可憐で儚くて、蜃気楼のように、いなくなってほしくなかった。 クリトリスをたっぷり舐めた京極堂はびらびらとした、濡れたそこをなめ回す。 苦しいかい、と言って尿道の先端、鈴口を舌でつつくと、じっくりしつこく味わうように嘗める。ま…

邪道 京極堂攻め

あくま 妹との禁断の関係 かなへび ちらちら炎 ネクロフィリア あおひげ 邪魔なやつは殺す ちちおや、同級生。 そんな妹をいけない目で見ている兄。いけないからもりあがる。美しいからもりあがる。妹はいけない。さけられない体。逆説的 で、たまに落ち込み…

京極堂×関口&京極堂×茶室の娘

イキイキ病の関口、若い体。体液すごくて、すぐはぜる。中禅寺も必死そうに襲い、いかせる。保健室、 長くて立派な京極の竿に、気配り上手な仲間の若い子が、あえがされる。宴会の夜。 ぶっつかれて、顔を見せられない受けの子。きっと悪い子。 お茶会をやっ…

京極堂×なつこ

日だまりのなかで、癒されたい女の子。これは、責めがいろいろ言ってくれる。 喘ぎ声は豊か 暗そうな女の子、目に光がない。 救いがない。 病気 感じるところをよく突かれる。 暗いところを暗く突かれる。 病気だけど、こうされるしかないよな、そういうのが…

たぬききつね

体温計が、はいってるんです、しっぽがはいってるんです。と、嘘をつき腰ふるきつね、朝です夜です、嘘ばかり。 たぬき、太いんだよ、鈍いんだよ、と入れ、激しく動く。鈍い、といいながら、ひどく淫乱な動きをし、少女を連れてきては、悲鳴をあげさせて、犯…

京極堂攻め、序章

体温計が、はいってるんです、しっぽがはいってるんです。と、嘘をつき腰ふるきつね、朝です夜です、嘘ばかり。 たぬき、太いんだよ、鈍いんだよ、と入れ、激しく動く。鈍い、といいながら、ひどく淫乱な動きをし、少女を連れてきては、悲鳴をあげさせて、犯…

淫乱な

京極堂にまたがってかろやかに動く腰。あ、あ、あ、ん、ん、ん、あぁ、あぁ、あぁ、ん、ん、入っているのにスムーズで、ときおり角度を変えて、打ち付けるポイントを変えて、何度もいきいかせるなつこ、腰を回してお尻をつきだして出し入れしてもらったり。 …

桜の魔物

桜のまものも余裕のない腰つき。 もともとは女の子がやられていたのは、巨大なクリーチゃーだったはずだ 笑いながらやはり君くらいいんぽんでないと、と、性に露骨な蛇の中禅寺のいやらしい腰つき、狐の中禅寺のいやらしい腰つき他嘘をつき、陰険なかんじ、…

京極堂と関口

恨むぞ、君のこと、と言いながらお尻を責め立てる中禅寺。ああ、ああ、と声にならずも僕だって恨んでるんだからなと泣きながら感じている関口。ずるいじゃないか関口くん、僕はいま君のなかにいる。君の言うままだ、と熱く言い、汗をかきながら中禅寺が言う…

嵐の夜

台風の中、ああ、ああ、と台風呻いただろうに負けないくらいの激しい声で、あえぐ少女。中禅寺が大好きで。京極ははあはあと、犯してやる、陵辱してやる、息をもらし少女はああ、ああ、と悦びの声をあげている。蹂躙してやる、と。いやらしい、なんていって…

京一と果奈枝

そっけないのは、重々承知している。すねていて、どこか見て、そっけない表情の美しい少女果奈枝。長い黒髪が、美しい少女。 「風邪をひいたのだね、横になるといいよ」 なんて、落ち着いた兄の手のひら、密やかな声を熱い額にかんじながら、眠る 夢の中で、赤…

忘れられない、夜

布団のなかで、京極堂がのし掛かる姿勢で、お互い馬の姿勢になった関口と京極堂。 京極堂は、シリアスな、強い、なにかの余裕のない顔つきで、眉間に皺をよせて、怒ってる。覆い被さるように関口にのし掛かると、ずっずっずっと、言えないところに遠慮のない…

少女の夢

まるで、夢のなかで、気持ち良さそうに喘いでいる。女の高校生くらいの美しい人である。前髪が長く、暗い印象だか、今は愉悦にひたって、女は普段は暗く誰とも話そうとしない。 薄紅色の乳房がはじけるように上を向き、クリーム色の肌が何度も絶頂を味わって…

ガール(続き)短め

僕は、思いの外、変態だ。いやらしいことが好きで、なまなましい交わりを好みとしている。 だか、それとこれとは違う。こどもなんて、本来目ではない。はずなのに、 過激なこの子に、無理にいかされるようになってから、はや一ヶ月だ。少女は、僕が、寝入っ…

ガール

誘惑する魔性少女 中禅寺は木々に囲まれた一軒家に住んでいる。隣はアパートで、引っ越してきたり、引っ越したり、出入りが激しい。隣には、女の子が、住んでいる。両親は共働きで、鍵っ子なので、夕暮れまでアパートの前のコンクリート道路でぱたぱた走り回…