京極堂と関口

                               恨むぞ、君のこと、と言いながらお尻を責め立てる中禅寺。ああ、ああ、と声にならずも僕だって恨んでるんだからなと泣きながら感じている関口。ずるいじゃないか関口くん、僕はいま君のなかにいる。君の言うままだ、と熱く言い、汗をかきながら中禅寺が言う。腰は動きっぱなしだ。 君とは、どうしたって結ばれるはずもないのに。なのに、なのに。関口は何度もせがんで、お願いだ、中禅寺、と煽る。だから、行為が激しくなる。まだ、まだ?終わらないの?と、行為の最中に聞く関口。しつこく快楽を与える中禅寺がうっとおしいのだ。